“Day by day, in every way, I’m getting better and better.”
「日々に、あらゆる面で、
私は益々よくなってゆく」
クーエの有名な暗示文です。
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だが神様はやっぱり意地悪だった。
家につき、この子が居る幸せをかみ締め、
くそ夜中にもかかわらず、
なんて幸せなんだろう、なんて幸せなんだろうと
何度も何度も話しながら、お皿いっぱいのごはんと、
きれいなお水と、ふかふかのおふとんを用意した。
次の朝、起こしに来る彼女を見て至福を感じる。
あたしにこれ以上の幸せは無い。
本当に心からそう感じた、そんな日だった。
お昼過ぎ、猫をなでていると、少しお腹が痛んだ。
赤ちゃんだ。
病院からは一週間以内に決めろといわれていたのに、
もう13日は経ってる。
電話しなきゃな、そんなことを思っているうち、
痛みがどんどん増す。
鎮痛剤を飲む。
脂汗が噴出すが、鎮痛剤が利くまでの辛抱だ、と言い聞かせる。
そのうち立ってられなくなり、ベッドに倒れこむ。
だが15分待っても30分待っても鎮痛剤が効かない。
痛みは増すばかりだった。
そしてあたしは言い切れる。
あれは生まれて初めて味わう程の強烈な痛みだった。
生理痛なんてまだ、かわいいものだった。
子宮が熱くて熱くて、破裂しそうな痛み。
腰も背中もお腹も全部痛くて、もうどこが痛いのかもだんだんわからなくなっていく。
絶えかね転がりまわる。
そのうち、これは尋常ではないと判断し、彼に電話。
彼が戻ってくるまでのほんの10分で、あたしは急変していた。
その頃になるともう、痛みで目が開かなかった。
脂汗をかきながら、ケモノの様な大きな叫び声を常にあげ続けて、
右に左に転がっていた。
同フロア住人はさぞかしびっくりされた事と思う。
彼はしきりに「救急車を」と言ったが、
あたしは煩わしくて、必死に「やめてくれ、ほっといてくれ」となんとか言葉にする。
叫び声のせいでうまく息ができない。言葉を発するのさえ困難で。
何度も何度も救急車呼ぶよ?と聞く彼が煩わしかった。
鎮痛剤を更に更に飲んで、
一時間程苦しんだ後、汗にまみれ、体全体でぜいぜいと息をし、
ケモノの叫び声をやめる事ができる位になってきた。
それでも痛みに波があって、強烈な大波の時にはやっぱり大声を出してしまう。
面白かったのは、あたしは痛みで狂っていた時、
おろおろと狼狽する彼の横で、
猫ですらおろおろと狼狽していたことだった。
彼も猫も、あたしの顔の周りをせわしなく右往左往し続け、
最終的に彼はあたしの手を握り、彼女はあたしの唇を優しく噛んだ(何故)
そんな事が数時間続いた後、やっと立ち上げれるようになったあたしは、
彼に支えられながらトイレに向かった。
そしてぼんやりと、自分の下着を見つめた。
そこには、大量の鮮血があった。
家につき、この子が居る幸せをかみ締め、
くそ夜中にもかかわらず、
なんて幸せなんだろう、なんて幸せなんだろうと
何度も何度も話しながら、お皿いっぱいのごはんと、
きれいなお水と、ふかふかのおふとんを用意した。
次の朝、起こしに来る彼女を見て至福を感じる。
あたしにこれ以上の幸せは無い。
本当に心からそう感じた、そんな日だった。
お昼過ぎ、猫をなでていると、少しお腹が痛んだ。
赤ちゃんだ。
病院からは一週間以内に決めろといわれていたのに、
もう13日は経ってる。
電話しなきゃな、そんなことを思っているうち、
痛みがどんどん増す。
鎮痛剤を飲む。
脂汗が噴出すが、鎮痛剤が利くまでの辛抱だ、と言い聞かせる。
そのうち立ってられなくなり、ベッドに倒れこむ。
だが15分待っても30分待っても鎮痛剤が効かない。
痛みは増すばかりだった。
そしてあたしは言い切れる。
あれは生まれて初めて味わう程の強烈な痛みだった。
生理痛なんてまだ、かわいいものだった。
子宮が熱くて熱くて、破裂しそうな痛み。
腰も背中もお腹も全部痛くて、もうどこが痛いのかもだんだんわからなくなっていく。
絶えかね転がりまわる。
そのうち、これは尋常ではないと判断し、彼に電話。
彼が戻ってくるまでのほんの10分で、あたしは急変していた。
その頃になるともう、痛みで目が開かなかった。
脂汗をかきながら、ケモノの様な大きな叫び声を常にあげ続けて、
右に左に転がっていた。
同フロア住人はさぞかしびっくりされた事と思う。
彼はしきりに「救急車を」と言ったが、
あたしは煩わしくて、必死に「やめてくれ、ほっといてくれ」となんとか言葉にする。
叫び声のせいでうまく息ができない。言葉を発するのさえ困難で。
何度も何度も救急車呼ぶよ?と聞く彼が煩わしかった。
鎮痛剤を更に更に飲んで、
一時間程苦しんだ後、汗にまみれ、体全体でぜいぜいと息をし、
ケモノの叫び声をやめる事ができる位になってきた。
それでも痛みに波があって、強烈な大波の時にはやっぱり大声を出してしまう。
面白かったのは、あたしは痛みで狂っていた時、
おろおろと狼狽する彼の横で、
猫ですらおろおろと狼狽していたことだった。
彼も猫も、あたしの顔の周りをせわしなく右往左往し続け、
最終的に彼はあたしの手を握り、彼女はあたしの唇を優しく噛んだ(何故)
そんな事が数時間続いた後、やっと立ち上げれるようになったあたしは、
彼に支えられながらトイレに向かった。
そしてぼんやりと、自分の下着を見つめた。
そこには、大量の鮮血があった。
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