“Day by day, in every way, I’m getting better and better.”
「日々に、あらゆる面で、
私は益々よくなってゆく」
クーエの有名な暗示文です。
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処方が全般的に見直された。
原因はわかってる。
白い服の人に幻聴の事を伝えたからだ。
「苦しそうなおばあちゃんのような、鶏を絞め殺したような、赤ん坊が泣いているような、」
としか言えない、そんな声が、
ずっとあたしの頭の中で響くようになってどれくらい経ったろう。
あたしはそれを 薄気味の悪い自分を認めたくなくて誰にも言えなかったのだけれど、
とうとう言ってしまった。
口を割った理由は単純だった。
あたしにとって魔法だったレキソタンが効かなくなってきている事実があたしを動かした。
前回あたしは聞いた。
「あたしは何ですか?」
白い人は答えた。
「正直言って、まだ診断を下す段階ではないですが、ストレス性のものが起因するとしか・・」
だが今回、おそらく白い人は診断を変えたのだろう。
全ての処方は、今や統合失調症を示していた。
そういえば、病院からの帰り際先生が追いかけてきて、
診療室で何度も何度も言われた言葉を、
なぜかもう一度言われた。
「今回のお薬はとてもキツいので、少しでも合わないと感じたら絶対に飲まないでください!」
わかりました、と答えたけれど、あれはあたしにではなく付き添いの彼に伝えるためだったのだろうか。
信用されていないのだろう。
あたしは毎日言われたとおりに、黙って白い粒を飲み干す。
まだ声は聞こえるけど、これであたしの耳は正常になるのだろうか。
それらの声はまだ言葉をもたないけれど、
いつか言葉を手に入れたら、きっとあたしは罵倒されるのだろう。
怖くて怖くて怖くて仕方が無い。
赤ちゃんは、何て言ってあたしを罵るのだろう。
いつか見た悪夢のように、あたしの半身をもぎとっていくのだろうか。
さみしいとただ泣くのだろうか
あたしも一緒に来て欲しいと
一緒に逝こうと言うのだろうか。
どうか言葉を持つ前に この声が聞こえなくなりますように。
そう祈りながら 今日も白い粒をたくさん飲んだ。
原因はわかってる。
白い服の人に幻聴の事を伝えたからだ。
「苦しそうなおばあちゃんのような、鶏を絞め殺したような、赤ん坊が泣いているような、」
としか言えない、そんな声が、
ずっとあたしの頭の中で響くようになってどれくらい経ったろう。
あたしはそれを 薄気味の悪い自分を認めたくなくて誰にも言えなかったのだけれど、
とうとう言ってしまった。
口を割った理由は単純だった。
あたしにとって魔法だったレキソタンが効かなくなってきている事実があたしを動かした。
前回あたしは聞いた。
「あたしは何ですか?」
白い人は答えた。
「正直言って、まだ診断を下す段階ではないですが、ストレス性のものが起因するとしか・・」
だが今回、おそらく白い人は診断を変えたのだろう。
全ての処方は、今や統合失調症を示していた。
そういえば、病院からの帰り際先生が追いかけてきて、
診療室で何度も何度も言われた言葉を、
なぜかもう一度言われた。
「今回のお薬はとてもキツいので、少しでも合わないと感じたら絶対に飲まないでください!」
わかりました、と答えたけれど、あれはあたしにではなく付き添いの彼に伝えるためだったのだろうか。
信用されていないのだろう。
あたしは毎日言われたとおりに、黙って白い粒を飲み干す。
まだ声は聞こえるけど、これであたしの耳は正常になるのだろうか。
それらの声はまだ言葉をもたないけれど、
いつか言葉を手に入れたら、きっとあたしは罵倒されるのだろう。
怖くて怖くて怖くて仕方が無い。
赤ちゃんは、何て言ってあたしを罵るのだろう。
いつか見た悪夢のように、あたしの半身をもぎとっていくのだろうか。
さみしいとただ泣くのだろうか
あたしも一緒に来て欲しいと
一緒に逝こうと言うのだろうか。
どうか言葉を持つ前に この声が聞こえなくなりますように。
そう祈りながら 今日も白い粒をたくさん飲んだ。
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